2002年8月14日 アイドリング時はサイドスタンドでエンジンが停止しないように

料金所が坂になっていることがあります。X9-250はパーキングブレーキがないので、両手を離すとスクーターが動いてしまします。しかたなしにサイドスタンドを出すとエンジン停止。なんとかならんかと思っていました。でも単にサイドスタンドのスイッチを解除するだけだとなんか危なそうだなあと躊躇していました。インターネットで検索していると、スカイウェイブ自己満足的空波啓蒙頁様の掲示板で、キャブレターにマイクロスイッチを付けるとアイドリング時だけはサイドスタンドスイッチを出してもエンジンが停止しないようにできるというアイデアを発見しました。感謝感謝です。早速、秋葉原にマイクロスイッチを買いに走りました。
これが秋葉原のガード下で買ってきたマイクロスイッチです。キャブレターに取り付けるとなると耐熱性とか耐振動性とか耐久性とか気になりますが、このスイッチがどんなもんなのか素性はわかりません。とりあえず、あまり気にしないことにします。
キャブレターをエンジンとエアクリーナーから切り離します。そしてグイッと回して、アクセルワイヤーが見えるようにします。写真は、シ−ト下のトランクルームにあるフタを外したところから撮ったものです。どこにマイクロスイッチを取り付けようかとしばし思案しました。結局、黄色い矢印のネジを使うことにしました。
取り付け金具をあり合わせの 2mm厚のアルミ板で現物合わせで作りました。ネジに接着剤を付けて振動で緩まないようにしました。電線をコモン端子とノーマルオープン端子にハンダ付けしました。ノーマルオープン端子とは普段はOFFで スイッチが入ったとき、すなわちアイドリングのときONになる端子です。
赤い矢印のネジでマイクロスイッチの付いた金具を止めました。金具の赤丸部分の穴はネジの頭より大きくしてあります。これで、赤矢印のネジ一本だけ外せば金具を取り外すことができます。ネジを二本とも外すとアクセルワイヤーのアセンブリ部分全体が外れてしまってやっかいです。というのは後から考えた理屈で、本当は赤丸部分のネジが固くて緩まなかったので考えた苦肉の策です。黄色矢印部分がアイドリング検出部分です。アクセルのグリップを回して、ちょっと重くなったところでスイッチがOFFになるように金具を曲げて調整しました。
サイドスタンドのスイッチから来る電線です。なんと3本きています。スタンドを上げたときにONになる電線の被覆を途中でひんむいて、黄色矢印の部分でマイクロスイッチからの電線をハンダ付けしました。乱暴ですね。こういうの子供の頃から得意なんです。
アイドリング時にサイドスタンドを出してもエンジンは停止しません。そして、アクセルのグリップを回して、ちょっと重くなったところでエンジンの回転が上がらずにストンと止まります。絶妙なセッティングです。満足満足。でもサイドスタンドを出した状態ではセルモータが回りません。うーん。サイドスタンドからの3本の電線が怪しいですね。取扱説明書に回路図が載っていますが見えません。老眼です。もう疲れたので今日はおしまいです。
[2002年8月25日]

赤矢印がセルモータを回すためのマグネットスイッチ、黄色矢印の奥にあるのが、サイドスタンドを出したときにマグネットスイッチがONにならないようにしているリレーです。サイドスタンドを出したときにONになる信号がここにきていますので、外しました。このあと外した電線にビニールテープを巻いておしまいです。

サイドスタンドを出していてもセルモータが回るようになりました。

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