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しかしこのくらいの失敗では元工作少年はへこたれません。 車体右側のフェアリングを外してエンジンが見えるようにしました。観察すると -- ありました。サーモスタットのケースに埋め込まれた怪しげなオーラを発する部品が水温計用の温度センサです。かなり怪しいです。 |
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お湯を沸かしています。コーヒーを入れるためのお湯を沸かしているのではありません。水温センサをお湯に入れて、沸騰したときの水温計の針を見てみようと思ったのです。 配線を延長して水温センサをお湯に入れました。すると水温計の針が上がっていきます。水温計はここの温度を測っていたんですね。 |
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沸騰したときの水温計の針は振りきったところから一目盛戻ったところです。まあそんなものなのでしょうか。とすると壊れていたのはサーモスタットだったのかなあ。 それにしてもなかなか沸騰しませんでした。2Lのヤカンのお湯はあっという間に沸くのにマグだとなかなか沸かないようです。マグが小さいので炎がマグの外に逃げて底が暖まりにくいのではと推理しました。そうに違いありません。 |
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作業が終わってお湯をこぼすと、マグの底がぱんぱんに丸く膨らんでいます。でも内側を見ると底は平らです。そうだ、このマグは冷えにくいように二重構造になったやつだったんだ。なかなか沸騰しなかったわけです。私は自分がバカだと薄々気づいていましたが確信に変わりました。 |
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怪しいサーモスタットを外しました。昔ポンコツの英国車に乗っていたときは、サーモスタットを一年中外していました。無くても別に困りませんでした。 サーモスタットを外してエンジンをかけてみるとアイドリングで水温計の針が振りきれることはなくなりました。近所をちょっと走っても大丈夫です。直ったのかな? その足でお世話になっているバイク屋さんに行ってサーモスタットと、ついでに水温センサを注文しました。 |
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クーラントも交換しました。エンジンの下のドレーンボルトを外して古いクーラントを抜きました。 リザーブタンクに水道のホースを突っ込んで水を補給しながらエンジンを回してフラッシングしました。 |