2005年4月24日 無線のノイズ対策

助言をいただきました。「ケーブルがノイズの発生源の近くを通っているのではないか」とのことです。バイクを見て衝撃を受けました。元電気工作少年としては恥ずかしい事実を発見しました。
無線機からアンテナへの同軸ケーブルと無線機への電源ケーブルのすぐそばに後ろシリンダのスパーク・プラグが見えます。気がつきませんでした。

写真には「こんなところにプラグがっ!」と書いてありますが、もちろんスパーク・プラグに責任はありません。正しくは「こんなところにケーブルがっ!」です。

できるだけケーブルを離してみました。プラグ・ケーブルと無線のケーブルが直交している部分がありますが少し離れているので目をつぶりました。
作業ついでに、シート・カウルの中に置いていたDC-DCコンバータを無線機の近くに移すことにしました。
こんな感じです。自作ノイズ・フィルターも追加しました。ノイズ・カット用のフェライト・コアも入れました。
自作ノイズ・フィルターの中身です。机の引き出しの中にあったコンデンサを適当に並列接続しただけです。ひどいハンダ付です。ハンダ付歴45年のキャリアを誇るとは思えません。ビニール・テープでぐるぐる巻きにしてできあがりです。効果があるかどうかはわかりません。
ヘッドセットからのマイクとスピーカ・ケーブルの根本にもフェライト・コアを入れました。
マイクとスピーカ・ケーブルのヘルメット側にもフェライト・コアを入れました。

ツーリングで試してみると結果は -- 完璧です。ついにノイズを無くすことができました。どうもスパーク・プラグのそばを通したケーブルが一番の原因だったような気がします。最初から「電線は最短距離をノイズ発生源から離して配線」していれば、こんなに大騒ぎをせずにすんだのではないかと思ったしだいであります。

ということで、バッテリーから無線機までの電源ケーブルをバイクの前部で最短距離で配線したいのですが、それにはカウルを外さなくてはなりません。またの機会にしたいと思います。

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