2009年4月29日 バイクに一眼レフカメラを積む

ツーリング先で一眼レフカメラを使って写真を撮りたいと思っていました。しかし、大きな一眼レフカメラをどうやってバイクに積むか、難しい問題に突き当たりなかなか実現できませんでした。ところが先日東急ハンズに工具を買いに行ったとき、たまたまアルミ製の工具ケースが目にとまりました。これは使えそうです。
「2005年4月3日トップケースを付ける」で取り付けていただいた鉄パイプ製キャリアに、アルミケースをボルトで取り付けるための穴を3ヶ所あけました。直径5.5mmの穴です。

丸いパイプの中心にドリルで穴を開けるのはけっこう難しいです。

アルミ製のケースです。内側にクッションを貼り付けました。35mmカメラとしては大型のニコンF5が、ぴったりと収まります。

ところが、ある事に気づきました。出先でバイクを停め、ケースからカメラを出します。そしてぶらぶら歩きながら手に持ったカメラで写真を撮ります。また歩きだしますが、カメラは手に持ったままです。カメラバッグが無いので、カメラをむき出しで持ったまま歩かなくてはいけません。

バイクにカメラだけを積むのではなく、カメラバッグごと積んだほうが使い勝手がいいことに気づきました。

気をとり直し、普段使っているカメラバッグを積めるよう、ふた回りほど大きいカメラ用のアルミ製ケース、いわゆる銀箱をヨドバシカメラで買ってきました。

内側にクッションを貼り付けました。

フタの内側のポケットにはスポンジを詰めました。

カメラバッグごとすっぽり入ります。

大満足です。

大きさの違いがわかります。
銀箱の底にキャリアに取り付けるための穴を開けました。
箱の内側です。
爪付きナットを木片に打ち込みました。この木片を銀箱の底の内側に接着剤で取り付けます。
外側から蝶ネジで取り付けます。走行中の振動で緩まないか、若干心配です。
かっこいいです。

銀箱がさん然と輝いています。

大観山に行って写真を撮ってみました。

富士山が見えなかったのは残念です。

家に帰って銀箱をバイクから取り外したところ、なんだか箱の剛性感が無くなってユルユルな感じになっています。固い肉を肉叩きで叩くと柔らかくなりますが、銀箱はバイクの振動で剛性感が無くなったようです。 大観山は往復でたった約150kmの距離なんですが、箱の側面とか底面とかの各パネルをとめてあるリベットが緩んでしまったのでしょう。長距離ツーリングに使ったらバラバラに分解してしまいそうです。カメラ用の銀箱はバイク用に設計されていないのでしかたないのかもしれません。

DIY作戦は諦めました(泣)。バイク用に設計された HEPCO&BECKER のアルミ製トップケースを通販で注文してしまいました。勉強になりました。

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